「時が滲む朝」(楊 逸)・・・・・今頃読みました~

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風邪でごろごろしていた数日、捨てられずにいた雑誌の中から選んで読んだのが、中国人として初めて芥川賞受賞した「時が滲む朝」です。
なんと2008年9月号です。
きっとこの作品読みたくて買ったんでしょうね。
ごく普通の素直な作品と思えました。
月見草の年代には「天安門事件」がなぜか全共闘運動と重なって、違和感なく、すっと読めました。

選考委員の石原慎太郎氏いわく「彼ら(中国の学生たち)の人生を左右する政治の不条理さ無慈悲さという根源的な主題についての書き込みが乏しく、たんなる風俗小説の域を出ていない。文章はこなれて来ていても、書き手がただ中国人だということだけでは文学的評価には繋がるまい」
選考委員も髙樹のぶ子、池澤直樹が◎ 石原、村上龍、宮本輝が●
真っ二つに分かれた作品なのですね~

この作品の最後の方で活動家で亡命していた元大学教授に宛てた息子の手紙が一番印象的でした。
抜粋します。「父さん、昨夜母さんは息を引き取った。目尻に涙を一つ残したままだった。きっと僕が責任のある父親に恵まれることがないのを最後まで悔やんだ涙だと思います。妻も息子も顧みることが出来ない、そんな人は国を愛せるのだろうか。これは僕からの最後の手紙です」

革命家や政治を志す人間は否応なくこの矛盾に突き当たると思います。
橋元徹市長もテレビコメンテイターの頃はほんとお気楽コメント満載でしたよね~
あのオーム事件で活躍した江川詔子さんとのやりとり面白かったー
「僕はもうあなた達お気楽評論家とは違うのです、僕は政治の第一線で戦ってるのです」
月見草にはテレビでしたり顔に言いたい放題の政治、学者、はたまた原子力評論家よりは国会でしどろもどろの答弁している政治家さんの方が、まだ信用出来そうな気がします。

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これはきっと「世紀のラブレター50通」に惹かれて買ったんでしょうね~
こんなに4年以上前の雑誌を保管してる月見草は断舎利なんて出来そうもないよねえ・・・トホホです。


●ひまわりの種さん、こんばんは!

受賞作品いつも読んでらっしゃるのですね。
月見草はたまーに気が向いた時だけです。
「共喰い」は話題の作品なので、読もうかなあと思いましたが、ちょっと女性にはわからなそうなテーマなので、手が出ませんでした~
今回で石原慎太郎氏も選考委員辞退しましたね。
芥川賞、直木賞の選考の基準が最近よくわからなくて、読んでもがっかりすることが多いです。
太宰治が井伏鱒二氏に芥川だったか、直木賞だったかが欲しいと手紙でお願いしてましたよね。
それだけ権威のある賞なのでしょうが、団塊の世代には最近の受賞作品は・・・・?です。
この「時が滲む朝」は題名がまず気に入って読みたくなったんだと思います。
楊 逸さん、テレビで拝見したことありますが、謙虚な素敵な方に思えました~
「秘めたる恋」特集ですか?月見草も読んでみたいです。

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